【ブログ・宿泊記】紫翠ラグジュアリーコレクション奈良 子連れレビュー
奈良にある至極のホテル、紫翠ラグジュアリーコレクションのことを調べておられますか?
数あるブログの中から、当ブログにお越し下さりありがとうございます。
僕のブログでは、宿泊したホテルについての僕の個人的な感想を載せています。
そう、いわゆる「アナ感」というやつです。
「それってあなたの感想ですよね。」
と、言われてしまう、壱個人の感情に基づく感想です。
そして、その僕の個人的な感想が、一個でも皆さまのお役に立てると嬉しいです。
早速感想ですが…このホテルの滞在は、歴史ある建物の中で宿泊するという、他ではなかなか経験できない宿泊となりました。
歴史の教科書に出てくる場所で、まさか宿泊できるなんて、最高経験となりました。
チェックイン
ホテルが近づいてきてドキドキしながら向かうと、最初に飛び込んでくるのがこの門!
見てください!この門構え!!
新しい門を、新たに建造したわけではなく、実際に歴史ある門がそのまま利用されています。
しかも車の駐車場はこの門の中、
最初「この中に入ってもいいんでしょうか…。ぶつかったりしないかな…。」
とめちゃくちゃ心配になりながら、そーっと入りました。
門によく近づいて見てみると…
知事公舎
と書かれています。
そう、ホテル、知事公舎を改装して作られているんです。
そんなところに一般人の僕がいるなんて、ちょっと場違いな感じがします。
建物の前でパチリと記念撮影してもらいました。
それにしてもホテルとは思えない外観…
お寺のような、お屋敷のような
これって入館料払って見させていただく観光地じゃないですか??
そんな圧巻の佇まいです。
駐車場の台数が限られていますので、前もって予約しておくことをおすすめします。
宿泊のお客様 1泊¥2,200/台
電話番号は0742-93-6511
さぁ!入口から入りますよーー
うぉ!!
これが玄関内部
早速の立派な盆栽と素敵な襖?のお出迎えです。
このふすまも、歴史ある逸品のようで、職人による細工や絵が施されています。
さながら歴史美術館のようなそんな趣です。
こちらの写真は夕方以降に撮ったものですが、振り返って玄関側になります。
おいおい
こりゃホテルじゃないでしょ…
そんな声が聞こえてきそうです。
廊下も外の光がうっすら入る構造で、すごい素敵でした。
余談ですが、当日インド人?の外人さんご家族も宿泊していましたが、
外資のMarriott系列でこんなホテル最高ですね。
言語の問題もないし、世界共通のアプリから予約できるし。
日本の歴史をふかーっく感じて帰国できます。
写真を見ると、昭和天皇の写真があります。
ふむふむ
なぜだ
と感じていましたが、すぐに分かりました。
ええ!?
ここ。。
日米安保条約の署名した場所なの!?
公式サイトには以下のような文言が有ました。
1951年11月、昭和天皇がサンフランシスコ講和条約と日米安全保障条約の批准書に署名した場でもある旧県知事公舎の応接室「御認証の間」。
公式サイトより引用
いやいや
それって美術館とか、博物館とかにいって見る場所ですよね。
それがマリオットのホテル内とか、すごすぎなんですが。
ご認証の間の横には、ラウンジがあります。
といっても、このホテルでは、ラウンジでお酒飲み放題といったサービスはなく、
チェックインとチェックアウトのときに使用しただけでした。
人も殆ど居ないスペースでしたが、夜などにこちらでゆっくり座ってあたりを見回すと
なんだかタイムスリップした気分。
ゆっくりとソファーに腰掛けてみてください。
半世紀以上前の雰囲気を楽しむことができます。
この深い緑色の壁がなんとも言えない高級感と、ノスタルジックな感じ
真ん中の石の板に
Marriott BonVoy
と書かれています。
そう何度も言いますが、ここはMarriottのホテルなのです。
雅な日本庭園を抜けて、宿泊棟に向かいます。
ここの日本庭園が最高なんですよね。
僕が行った日は晴れて気持ちが良かったですが、曇でも、雨でも
その日の天候に合わせた顔を見せてくれそうです。
こちらの宿泊棟、路地を一本挟んだところに離れのような形で存在してます。
宿舎等は新しい建物で、歴史的な建造物ではなく、高級ホテルの佇まいです。
入口で紫翠ラグジュアリーコレクションのシンボルマークがお出迎えです。
紫翠ラグジュアリーコレクションのお部屋
僕はマリオットのプラチナステータスを持っているので、なんと温泉付き客室にアップグレードしてもらいました。
紫翠ラグジュアリーコレクションの担当スタッフのかた
アップグレードしていただき本当にありがとうございます。
快適な滞在となりました。
何度も温泉に入って、最高の滞在となりました。
ちょろちょろと音を聞きながらの入浴がたまりません。
紫翠ラグジュアリーコレクションの一泊の料金は、だいたい8万円〜10万円くらいです。
シャンパンディライト
紫翠ラグジュアリーコレクションには、ラウンジはないのですが、シャンディライトというシャンパンタイムがあります。
時間は17:00-18:00
難点なのは、この時間に居ないと参加できないことです。
僕もぎりぎりになってしまいました。
チェックインのときに17:00-18:00の間のお好きな時間に起こしください。と言われたので、17:20頃に伺ったところ、満席でもう時間内に案内できないので入れないと言われてしまいました…。
ここを楽しみにして来ているので、そこを何とか入れないか交渉して、ホテルの偉い人にも対応してもらって、やっとこさ入れました。
絶対に17:00に行くようにしてください。
もう一度いいます。
17時集合!時間厳守です。
シャンパンディライトは宿舎等の前の「茶寮世世」という場所で行われます。
実はこの場所は、紫翠ラグジュアリーコレクションが経営しているわけではなく、別経営のお店のようです。(だから時間内に案内できないと入れないと言われてしまったんですね。)
僕は17:20頃に行ったのでこの門は開いていましたが、どうやらこの門の前に17時前から並ぶようです。門が開くとその中にまた小さな入口があります。
小さな入口は、少しかがんで入るスタイルになっています。
こんなちょっとのことなんですが、こういった点だけでなんかテンションが上がるんですよね。
小さな門をくぐると茶寮世世が見えてきます。
茶寮というよりお寺のような佇まい…
それもそのはずで、茶寮世世は、もともとお寺だったようです。
公式サイトには次のような説明がありました。
旧興福寺子院「世尊院」を改修した茶寮。
公式サイトより引用
寺院建築の美を大切に残し、快適にくつろげ、
かつユニークな空間へと生まれ変わりました。
茶寮からは四季折々の草花を愛でることができ、
訪れるたびに新鮮な感覚を与えてくれます。
メニューには、シルクロード伝来のスパイスを生かしたものや、
気軽にお愉しみいただける本格的な和食、
旅のひと時を癒す伝統的な茶菓子やこだわりのお飲み物など、
世世ならではの上質なひと時を提供いたします。
こちらも大変歴史ある建物
こんなところでシャンパンを飲めるなんてすごすぎます。
中に入ると、とんでもなく大きな年輪の木があります。
年輪を一つづつ数えて
この木が何歳なのか
調べていくと
1、2、3…
もちろん数えられませんでした。
樹齢百年以上はありますかね。
ぜひお時間がある方は数えてみてください(笑)
なんとこちらの床は「鴬張り」になっています。
鴬張りとは「経年劣化によって、床を歩くときにウグイスが鳴くような音がする」床のことです。
あの京都の二条城などの有名なお城の廊下が、この作りになっています。
僕もこの鴬張りの廊下が歩きたくて、どうしてもこのホテルに泊まりたかったんです。
夢がかなった…
廊下を歩くときは、よーく耳を傾けてください。
時空を超えて、当時の人々の情景が思い浮かぶかもしれません。
内部は、元お寺だったことがわからないような、明治時代のカフェのよう雰囲気(明治時代にカフェがあったかどうかは存じませんが…)
席に案内されると、シャンパンを注いでくれます。
もちろんノンアルコールシャンパンもありますし、子供用にジュースもあります。
飲み干すと、「おかわりいかがですか?」と声をかけてくださるので、お庭を見ながらシャンパンを楽しめます。
僕がいったときは冬だったので、お庭は真っ暗で何も見えませんでしたが、夏などに行くと
外の蝉の声や、日が長くお庭も楽しめると思います。
夏の京都、奈良は盆地で暑すぎて閑散期になるかと思いますが、
茶寮世世でシャンパン飲みながら、美しい日本庭園を眺めて
「カナカナ〜」なんてヒグラシの声を聞いたら最高だなぁなんて
ブログ書きながら思ってしまいました。
そうだ、次は夏の終わりにここにこよう
そうしよう
Marriottアメックスプレミアムカードを持っている方なら、更新無料宿泊特典で泊まれる日もありますよ。
無料宿泊特典は50000ポイントまでのホテルで利用できます。この特典には、プラス15000ポイントまで追加して最大65000ポイントまで使用できます。
そうすると結構な日程で宿泊できそうですね。
10月、初秋の奈良はこんな感じのポイント数です。
シャンパンと一緒に出てきた「おかき」と「ケークサレ」
こちらもお代わり自由でした。
ケークサレはトリュフが入っていて、口の中にいれるとトリュフの香りがフワ〜っっと
広がって絶品でしたよ。
妻は鼻と味覚がとっても良くて、食べたものを家で再現するのですが、このケークサレを気に入って、帰宅後、何度か作っていました。
おいしかった~
シャンパンを飲んで外に出たら、もう真っ暗
今日はお部屋でお食事にしました。
インダイニングで注文したのはこちら↓
うな重5500円也
高いでしょうか、安いでしょうか
このクラスのホテルとしては、良心的な値段設定かなと思いました。
子供はミネストローネドリアを注文していましたが、こちらが最高に絶品だったようです。
その他カレー、パスタ、ピザなど大体何でも揃います。
価格帯は3,000円〜5,000円くらいが多い印象です。
ちなみに、今回はインダイニングでいただきましたが、
歩いて15分くらいのところに駅がありますので、少々歩きますが、ご飯を食べるところはあります。
美味しい柿の葉寿司でも食べて、地酒を飲んで、夜風にあたって帰ればあっという間です。
紫翠ラグジュアリーコレクションの朝食
朝食は、あの御朱印の間がある建物の翠葉で行われます。
場所は、ホテルの入口のフロントの横にあります。
このホテルの朝食はいわゆるビュッフェスタイルではなく、和御膳のスタイルで提供されます。
他の方のブログで、量が少ないとあったので、後でおにぎりでも食べないといけないかなと思っていましたが、そんなこともありませんでした。
多くもなく少なくもない
そんな印象です。(個人の感想です)
日本庭園を眺めながらの朝食は格別ですね。
そんな風に待ったりした時間を過ごしていましたが、早速、壱の膳がやってきました。
奈良の地のものを使用したものだと思いますが、一つ一つ手が込んでいて、絶品でした。
ビュッフェで好きなものを好きなだけ
も楽しいですが、こういった落ち着いた雰囲気で、職人さんが手を込めて作ってくださったものをいただくのも雅なものです。
弐の膳は茶粥(ちゃがゆ)
ちゃがゆ??
食べたことのないものでしたが、奈良の名物なんですね。
米を水ではなく、ほうじ茶で炊いたもの
だそうですが、お茶の香りが口の中に広がって、とっても美味でした。
茶粥はおかわり可能です(^^)
食後のコーヒーも頂いて、ほっと一息
早速出かけましょう!
奈良公園
奈良といえば奈良公園で鹿を見ないといけない
ということで、
紫翠ラグジュアリーコレクション奈良の真横にある
奈良公園にやってきました。
鹿せんべいが奈良公園の入口のところで売ってます。
売り子?のおじさんにくださいな
と言うと、200円でくれます。
これ、絶対買ったほうがいいです。
この鹿せんべいを持っているのと持っていないのでは、鹿さんからの人気が全く違います。
でもあんまり鹿に追い回されたくないなと思う方は、買う必要はないかもしれません。
鹿に追い回され、ときにお尻をつつかれ、長袖の袖を甘噛されたり、ベトベトになります。
鹿さんの愛をたくさん受けたい方は、ぜひ鹿せんべいを買ってください。
本当は教えたくない名店
鹿さんにせんべいをあげていたら、なんだか小腹が空いてきました。
ということで、紫翠ラグジュアリーコレクションに戻り、スタッフの方に甘味処をお聞きしました。
最初に聞いたスタッフの方は、どうやら地元民ではなく知らなかったようで、
「地元のものがおりますので、聞いてきますね!」
と走って聞きに行ってくださいました。
そして教えてくれたところは
葛の店、「天極堂」
紫翠ラグジュアリーコレクションから徒歩5分圏内です。
本当は、本当は、この記事に書くのをどうしようかと
本気で悩みました。
というのも、目が飛び出るほど美味しく
次回行ったときに、混んで入れなくなるのはいやだなと…
でもよく考えました。
僕のこの弱小ブログにそんな影響力はない(インフルエンサーでもない)
であれば、読者の方の喜ぶことを記事にしようと
そこで頼んだのが、「くずきり」
このくずきり、人生が変わるほど美味しかった
いろいろな甘味を食べましたが、このくずきりほど衝撃を受けたものは今までに有ません。
こちらは、家族が頼んだ「くずきりあずきり」
こちらも絶品だったようですが、妻いわく、私が食べた「くずきり」を次回は注文したいとのことでした。
このブログを見てくださっている方は、ぜひ天極堂のくずきり食べて帰って下さい。
そして、(インフルエンサーの方は)ここが美味しいことは内緒にしてください。
僕が次にいけなくなってしまうので…よろしくお願いします。
最後までお読みくださりありがとうございました。
この情報が、少しでもお役に立てると嬉しいです。
読者の方の今日一日が素敵な日になりますように。